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色見本がどんどんたまってくる

そんなにカラフルな色を使う方ではないが、塗装色は慎重に決めている。色見本帳からいくつか候補を選び、ある程度大きなサイズの塗り見本を作成し現場で決定する。一般的でどの現場でも通用するのは日塗工の色見本だが、どちらかというとこれは印刷に向いた色。

日本、中国、フランスの伝統色は歴史のある色でそのいわれなどコメントがあり面白い。オフィスの壁塗装色などは設計事務所やゼネコンの標準色を使用する場合が多かったが、竹中工務店のものが一番センスがいいと思う。アメリカの設計者はベンジャミンムーアで色指定してくる場合が多く、海外製作の展示ケースの製品塗装ではドイツの標準色のRALを用いた。マニアックな話になるがエレベータ扉の色はメーカー標準ではいいものがなく、いつも自動車用メタリック塗装見本から選んでいた。ポルシェの白なんかを選ぶと聞いただけでワクワクする(かんなり)

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